【東京23区】広尾の山種美術館では、大正時代から昭和40年代にかけて活躍した日本画家・川端龍子(1885-1966)の特別展「川端龍子―超ド級の日本画―」が開催されます。会期は2017年6月24日(土)~8月20日(日)まで。同作家の没後50年を経たことを記念して、初期から晩年までの代表作が揃う展覧会です。
*こちらの展覧会は会期が終了しております。
via:(Fraxinus2)
会場芸術主義
「健剛なる芸術」の創造を唱え、大衆に訴える作品を描き続けた日本画家・川端龍子(1885-1966)。洋画から日本画への転向や院展脱退、絵画団体「青龍社」の樹立、規格外の大画面制作など、従来の枠組みを破るため常に挑戦を続けました。迫力に満ち、スケールの大きな龍子作品は、発表当時「昭和の狩野永徳」とも評されています。(美術館サイトより)
「会場芸術」として、大画面の豪放な屏風画を制作。当時は日本画壇においては異色の存在だったそうです。
当館では次々回展「川端龍子-超ド級の日本画-」の準備も着々と進行中。龍子の没後50年を記念し、初期から晩年にかけての代表作とともにその画業を振り返る特別展。龍子の豪胆な作品の数々をご覧いただけます!開催は6/24から♪(山崎)@山種美術館 pic.twitter.com/33OvWVxsgi
— 山種美術館 (@yamatanemuseum) 2017年4月13日
うおお、6月24日から山種美術館で「没後50年記念 川端龍子 超ド級の日本画」展だとよ!「草の実」も「金閣炎上」も「爆弾散華」も「香炉峰」も出る! pic.twitter.com/iehdZ9jtoO
— Tapkaara (@Tapkara) 2017年5月15日
自らが主宰した「青龍社」の青龍展第1回展に出品された《鳴門》(*いちばん上の画像で一部掲載した作品。詳細:「KIRIN~美の巨人たち~」)、横幅7.2メートル超の大作《香炉峰》、戦時中の植物が空爆で吹き飛ばされる瞬間を描いた《爆弾散華》など代表作を中心に約60点が出品。*個人的には東京近代美術館所蔵の《金閣炎上》(*引用したTwitter画像に掲載。)は拝見したことがあります。なお、会期中、一部展示替えがあります。前期:6月24日(土)~7月23日(日)、後期:7月25日(火)~8月20日(日)で分かれており、《金閣炎上》は後期展示です。
川端龍子(かわばたりゅうし)
明治18年(1885)-昭和41年(1966)
和歌山市に生まれ。東京で没。
壮大奔放な大作主義で知られ、日本画に新分野を開いた。(ギャラリーボヤージュサイトより)
また…
川端龍子は「ホトトギス」(明治30年発行された俳句雑誌)の同人でもありました。同展では、俳句を絵入りで記した短冊も展示されます。
インフォメーション
会場名:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3−12−36