【千葉県】佐倉市のDIC川村記念美術館では、20世紀前半に活躍したドイツ生まれの画家で抽象表現主義の先駆者とも言われるヴォルス(1913-1951)の展覧会「ヴォルス――路上から宇宙へ」が開催されます。会期は2017年4月1日(土)から7月2日(日)まで。
*こちらの展覧会は会期が終了しております。
「アンフォルメルの先駆者」
ヴォルス(1913-1951)は、音楽と詩に親しみ、独学で絵を描くようになった稀有な芸術家です。 第一次大戦後のドイツに育ち、フランスに移り住み、1930年代にまず写真家として認められました。まぶたを閉じた人物、調理前の生々しい食材などにカメラを向け、強い凝視力の写真作品を残しています。(美術館サイトより)
写真・水彩・油彩・銅版画そして言葉と、同館所蔵のコレクションを中心に約120作品でご紹介。
【春の特別展】4/1(土)開幕の「ヴォルスー路上から宇宙へ」https://t.co/NEZi0NManG こちらはポスターとチラシの画像です。デザインはサイトヲヒデユキ氏。ヴォルス作品の繊細な持ち味が生かされています。 https://t.co/I6kbXTE0ky pic.twitter.com/8cycAxdSOQ
— DIC川村記念美術館 (@kawamura_dic) 2017年3月29日
DIC川村記念美術館の展覧会「ヴォルス――路上から宇宙へ」はいよいよ今週末4月1日(土)から。芸術運動「アンフォルメル」の先駆者と言われたヴォルスの全貌を知ることのできる静かにアツい企画です。https://t.co/TMgyBx7H6S
※写真はボヘミアンズ・ギルドさん pic.twitter.com/GaS4X0c8TQ— 左右社 (@sayusha) 2017年3月27日
「アンフォルメル」については、去年京都での展覧会でもご紹介しましたが(“激しい抽象絵画運動”は何をもたらしたか? 京都国立近代美術館で開催。「アンフォルメルと日本の美術」展 )、近年アート市場でも再注目されております。
ヴォルス(Wols)
1913-1951
ドイツ・ベルリン生まれ。
’37年のパリ万国博覧会では公認のカメラマンを務める。’40年フランスに抑留されて以来、絵画を本格的に始める。戦後は’47年にパリで個展を開催したほか、サルトル、カフカなどの挿絵も書いて注目される。(コトバンクより)
享年38歳。波乱で短すぎる人生でした。さらなる詳細は、美術館サイトのプレスリリースよりコチラをどうぞ。(pdfデータ)。3ページ目。
展示構成は
1章「写真 路上と台所[1937-41年]」、2章「水彩画と油彩画 幻視から宇宙へ」、3章「挿絵銅版画 文学とともに」の全3章。さらなる詳細は、同じくプレスリリースよりコチラをどうぞ。(pdfデータ)。4~6ページ目。1章ではシュルレアリスム画家のマックス・エルンスト(詳細:wikipedia)やフランスの詩人ジャック・プレヴェール(詳細:wikipedia)をはじめとする文化人の肖像作品、3章ではジャン・ポーラン(詳細:コトバンク)、アントナン・アルトー(詳細:wikipedia)ら詩人、文学者の本の挿絵に使用された作品を紹介。
インフォメーション
会場名:DIC 川村記念美術館
住所:千葉県佐倉市坂戸631
ちなみに…
同美術館周辺では、充実した敷地内で四季折々の草花が鑑賞も楽しめるそうです。(「自然散策路」DIC川村記念美術館サイトより)
庭園彩る10種250本の桜を見に、美術館へ お花見シーズンの4月1日から「ヴォルス」展開催 https://t.co/3ssRordYPB DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)は、2017年4月1日(土)から7月2日(日)まで「ヴォルス――路上から宇宙へ」展を開催します。 D…
— museumnews jp (@museumnews_jp) 2017年3月9日