【東京23区】本日より国立新美術館開館10周年として『ジャコメッティ展』が同館にて開催されました。会期は2017年6月14日(水)~9月4日(月)まで。*巡回展で東京展後、秋には愛知県の豊田市美術館でも開催予定。会期:2017年10月14日(土)〜12月24日(日)。
*東京展は会期が終了しております。
国内で11年ぶりとなる大回顧展
スイスに生まれ、フランスで活躍したアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966年)は、20世紀のヨーロッパにおける最も重要な彫刻家のひとりです。アフリカやオセアニアの彫刻やキュビスムへの傾倒、そして、1920年代の終わりから参加したシュルレアリスム運動など、同時代の先鋭的な動きを存分に吸収したジャコメッティは、1935年から、モデルに向き合いつつ独自のスタイルの創出へと歩み出しました。それは、身体を線のように長く引き伸ばした、まったく新たな彫刻でした。 (美術館サイトより)
東横線渋谷駅に原寸大の《歩く男》出現!同じポーズで撮りに行かなくっちゃ(^^) *くれぐれも通行の邪魔にはならないように 開幕まであと2日‼️ #ジャコメッティ展 #歩く男 #いよいよ開幕 pic.twitter.com/jCFdKIfGep
— ジャコメッティ展公式 (@giacometti2017) 2017年6月12日
正式名の《歩く男I》。こちらは、アメリカ・ニューヨークのチェース・マンハッタン銀行のためのモニュメントとして制作された作品。このプロジェクトは、《歩く男》、《女性立像》、《大きな頭部》の3点を銀行の前の広場に設置することが構想だったそうです。残念ながら、このプロジェクトは実現しませんでした。作品説明は、公式サイトよりコチラをどうぞ。《歩く男I》に関しては公式サイトの作品説明ページの一番下で説明があります。
【ジャコメッティ展】担当研究員の旅レポート⑮いよいよ2週間後に開幕の迫ったジャコメッティ展。展覧会は、日本国内にある作品と、南フランスのマーグ財団美術館のコレクションで構成されます。森の中にある美しい美術館で、近くにはマティスの礼拝堂やルノワールの邸宅も。#ジャコメッティ展 pic.twitter.com/Y8jgP1XtEn
— 国立新美術館 NACT (@NACT_PR) 2017年5月31日
パリとチューリヒのジャコメッティ財団と並び、世界3大ジャコメッティ・コレクションのひとつとして名高いマーグ財団美術館。旅行のクチコミサイトのフォートラベルにマーグ財団美術館に関してのページがありました。公式サイトでの説明はコチラ。同団体のコレクションを中心に、代表的な彫刻作品をはじめ、油彩、素描、版画、記録写真など約135点が展示。(彫刻約50点、絵画約5点、素描と版画約80点。)
インフォメーション
会場名:国立新美術館
住所:東京都港区六本木7丁目22-2
ちなみに…
http://www.cafevoyage.net/blog/blog/artetc20160208/
去年の大阪で開催されたジャコメッティを題材にした舞台の話題を取り上げましたが、「英国王のスピーチ」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」などに出演しているベテラン俳優ジェフリー・ラッシュがジャコメッティを演じる自伝的映画が来年公開されるそうです。映画「Final Portrait(原題)」2018年1月に公開予定。
日本でも展覧会が始まり、今世界で再び脚光を浴びる芸術家ジャコメッティが最後の肖像画に挑んだ様を描く映画『Final Portrait』(原題)日本公開!シネフィル #ジャコメッティ #ジェフリー・ラッシュ #スタンリー・トゥッチhttps://t.co/dt6SCbXAX7
— cinefil (@cinefil_tokyo) 2017年6月13日