【埼玉県】埼玉県立近代美術館の2階展示室では、「日本におけるキュビスム−ピカソ・インパクト」が開催されます。会期は、2016年11月23日(水・祝)から来年2017年1月29日(日)まで。*こちらは巡回展で、前回は鳥取県立博物館でも開催されました。(会期:10月1日(土)~11月13日(日))
*こちらの展覧会は会期が終了しております。
二度にわたって別々の文脈
美術の歴史に革命をもたらしたキュビスム。対象を幾何学的にとらえて解体し、造形的な秩序に基づいて再構成する手法による革新的な様式でした。この展覧会では、1907 年頃パリに発生し、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって主導されたキュビスムが、日本においてどのように受け入れられたかを紹介します。(美術館サイト:プレスリリース(PDF)より)
ピカソとブラックの作品、そしてそれらに触発された日本人画家たちの作品、約160点が展示。*会期中に一部展示替えがあり。また、都合により展示内容を一部変更することも。
次の企画展「日本におけるキュビスム− #ピカソ・インパクト」の看板を装着しました。展覧会は11月23日(水・祝)開幕です。 pic.twitter.com/VeL8R43wcM
— 埼玉県立近代美術館 (@momas_kouhou) 2016年11月15日
ピカソとの繋がりを探す。『日本におけるキュビスム−ピカソ・インパクト』は2016年11月23日 – 2017年1月29日 埼玉県立近代美術館にて開催。https://t.co/FNcgOYtWYJ pic.twitter.com/zqD3GMR4R3
— Time Out Tokyo JP (@TimeOutTokyoJP) 2016年11月15日
展示構成は・・・
今回の展覧会は、「キュビスムが二度にわたって、別々の文脈で日本の作家たちに受容された。」という仮説に基づいて構成。
第一部「日本におけるキュビスム 1910s – 1910s -1944」、第二部「ピカソ・インパクト 1945-1960s」。
キュビスムが日本へ伝えられたのは、1910年代から20年代にかけてで、キュビスムを初めて本格的に探究したのが萬鉄五郎(略歴:ギャラリーボヤージュHP)、東郷青児(略歴:ギャラリーボヤージュHP)、坂田一男(略歴:Wikipedia)、前田寛治(略歴:ギャラリーボヤージュHP)ら。しかし、多くの日本人画家はキュビスムの手法から足早に立ち去り、深められることはなかったそうです。
ところがその後…
契機となったのは1951年に東京と大阪で開かれたピカソの展覧会でした。1950年代前半、日本の美術界にピカソは大きな衝撃を与え、その影響は洋画のみならず、日本画から彫刻、工芸といった広いジャンルにまで及びました。多くの作家がキュビスムの手法を取り入れながら、様々な主題の作品を制作しました。(美術館サイトより)
インフォメーション
会場名:埼玉県立近代美術館
住所:埼玉県さいたま市 浦和区常盤9−30−1
ちなみに…
今回の展覧会は巡回展で、今後のスケジュールは以上のとおり。
2017年2月12日(日)~3月26日(日):高知県立美術館