「街道をゆく」その先の奈良を。2人の芸術家から垣間見る。

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【奈良県】イトーヨーカドー奈良店内の奈良市美術館では、企画展「入江泰吉と須田剋太の奈良」が開催されております。大和路の写真家・入江泰吉(1905-1992)と、奈良にゆかりの深い画家でもある須田剋太(1906-1990)の作品を展示。会期は2015年8月16日(日)まで。

*こちらの展覧会は会期終了しております。

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奈良を愛した2人の芸術家

司馬遼太郎作「街道をゆく」の挿絵を担当していたことでも知られる画家・須田剋太と、その友人でもある写真家・入江泰吉の2人の作品の中から、戦後奈良の芸術文化の一端を紹介するもの。(奈良経済新聞より

「街道をゆく」(かいどうをゆく)

小説家・司馬遼太郎による、読み切りでの紀行集。1971年(昭和46年)作者47歳の時に「週刊朝日」で連載開始、1996年(平成8年)2月に急逝したことで、43冊目の『濃尾参州記』で絶筆(未完)となった。(Wikipediaより

 検索しますと、同氏の歴史への鋭い洞察力をとおして、今でも根強いファンの追体験を目指したサイトもかなりありました。
司馬遼太郎 街道をゆく 公式ページ」拝見しますと、電子版も去年の2014年から続々出始めたようです。

須田剋太(すだ こくた)

力強く奔放なタッチによる生命力のある作風で、東西技法の融合を目指した。(ギャラリーボヤージュサイトより

須田剋太は連載開始から1990年までの約20年間、司馬氏に同行してスケッチを重ね、「街道をゆく」の挿絵を制作しました。(「街道をゆく 須田剋太 挿絵原画展」より

 引用させていただいた「大阪府立江之子島文化芸術創造センター」運営の「街道をゆく 須田剋太 挿絵原画展」サイトでは、挿絵・原画全1861点が公開されております。

写真家・入江泰吉(いりえ たいきち)

奈良大和路の写真家

1905(明治38)年、奈良市に生まれる。1945(昭和20)年11月、疎開先から戻される東大寺法華堂四天王像を目撃、そのときアメリカに接収されるとの噂を聞き、写真に記録することを決意。以後、奈良大和路の風景、仏像、行事等の撮影に専念。(入江泰吉記念 奈良市写真美術館 より

 なお展覧会構成は、入江氏の初期の代表的な作品55点、須田剋太氏の奈良にちなむ作品55点を紹介。そのうち「街道をゆく」の挿絵原画31点を展示されるそうです。

インフォメーション

会場名:奈良市美術館
住所:奈良県奈良市二条大路南1-3-1 イトーヨーカドー奈良店

美術館サイト

ちなみに…
 関連イベントとして、2015年8月12日(水)には入江泰吉旧居(奈良市水門町)にて、ミニ講演会と散策があるそうです。
*詳細については、サイトでご確認下さいませ。

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