【秋田県】秋田市の美術収集家平野政吉(1895-1989)が、藤田嗣治の作品を展示するために計画した「幻の美術館」が、模型とCG映像で再現されます。―企画展『藤田嗣治と平野政吉 まぼろしの美術館1936-1938』が、秋田県立美術館にて開催されております。会期は、2015年10月3日(土)~2016年1月17日(日)まで。
*こちらの展覧会は会期終了しております。
藤田嗣治ための「幻の美術館」
幻の美術館は、36年に平野政吉が提案。38年に着工したものの、戦時下の資材不足により基礎工事の段階で中止された。
2012年、平野の親族が当時の設計図やイメージ図など約30枚を発見。平野政吉美術財団が秋田県立大の込山敦司准教授(建築計画学)に制作を依頼した。(河北新報オンラインニュースより)
藤田嗣治ための「幻の美術館」現る(河北新報) – Yahoo!ニュース https://t.co/9CW3sivXKp
— pomcow (@mHiraka) 2015, 10月 26
藤田嗣治と平野政吉が戦前に計画していた「まぼろしの美術館」の模型が完成し,秋田県立美術館に搬入をすませました。展示は10/3から。模型製作で終わった夏を,これから取り戻したいと思います。もう秋ですが。 pic.twitter.com/fL7BaI4BEt
— KOMIYAMA Atsushi (@kommyak) 2015, 9月 10
今回は、建設予定の建物の1/100の模型と、建物の外観や内部のCG映像(約6分)が発表されるそうです。
秋田の行事
1936(昭和11)年7月に平野政吉が建設構想を打ち出した美術館の壁を飾るため、翌年の1937(昭和12)年に制作された作品である。藤田は「秋田の全貌」「歴史的秋田の意味」を描くことを意図し、約半年間、頻繁に秋田を訪れ取材を重ねた。(旧美術館サイトより)
また以前吉永小百合さん出演のJR東日本「大人の休日倶楽部:」でも取り上げてましたね。(詳細:秋田県「秋田の行事篇」より)
インフォメーション
会場名:秋田県立美術館
住所:秋田県秋田市千秋明徳町3-7