【佐賀県】今年、戦後70年を迎える節目の夏。佐賀県立美術館では、「中島潔 “今”を生きる -そして伝えたいこと-」が開催されます。「風の画家」として知られる同氏が新たに挑戦した5枚組の連作「心音図(こころねず)(京都六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)奉納作品)」を特別展示として初公開。会期は2015年9月23日(水・祝)まで。
*こちらの展覧会は会期終了しております。
構想から4年、新境地への挑戦
かわいいのにどこか寂しげな童画で知られる画家中島潔さん(唐津市厳木町出身)が、いのちと平和への祈りを込め、“平成の地獄絵”を描き上げた。(佐賀新聞LiVEより)
「中島潔展」12日開幕 県立美術館|佐賀新聞LiVE http://t.co/7UA377H9qO
— ArtsPolicy (@Arts_Policy) 2015, 8月 4
ロッテ「小梅ちゃん」のイラストなど、郷愁を誘う童画イメージが強いですが・・・、今回は展示自身、趣旨がかなり違うようです。
今日本屋さんで見つけました。ラジオ深夜便や清水寺の襖絵などで有名な、優しい絵柄の先生が、なぜ地獄の絵に挑まれたのか。:絵描き 中島潔 地獄絵1000日 http://t.co/tHyo3GR3NS
— ぴくしぃ (@pixie_beryl) 2015, 5月 14
中島 潔(なかしま きよし)
1943年生まれ。唐津市厳木町出身。日本画家、絵本作家、イラストレーター。
この世紀に生まれた画家として、子供に、そして大人に、
新しい地獄絵を見てもらいたい
いま自分が描かなければ、と思いました。(中島潔の公式ホームページより)
「地獄」をモチーフにしたことを「自分が何を描くべきか、弱者が痛い目に遭わされる今の世相から見えてきた。自分なりの解釈で新たな地獄図を制作した」と説明。(佐賀新聞LiVEより)
この「地獄心音図」は、数年の巡回展ののち、正式に六道珍皇寺に正式に奉納されるそうです。
インフォメーション
会場名:佐賀県立美術館
住所:佐賀市城内1-15-23
ちなみに…
「地獄心音図」以外では、いのち輝く理想郷を描いた「心音」や、新作群「新しい風」なども紹介。およそ120点が展示。
また会期中に、六道珍皇寺が所蔵する室町時代の地獄絵「熊野観心十界図(複製)」と絵解きパネルも同時に展示されるとのこと。
*詳細については、コチラをご確認下さいませ。