石橋美術館から久留米市美術館に。「2016 ふたたび久留米からはじまる。九州洋画」

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【福岡県】60年の歴史を誇る石橋美術館から移行を受けた久留米市が、名称を久留米市美術館と改め新たにスタートを切ります。開館記念の特別展は、「2016ふたたび久留米からはじまる。九州洋画」と題し、九州ゆかりの洋画家の作品約110点を展示。会期は、2016年11月19日(土)から来年2017年1月22日(日)まで。

*こちらの展覧会は会期が終了しております。

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via:(STA3816)

とき・ひと・美をむすぶ美術館

ビジョンには、美術館が「とき」「ひと」「美」をむすび(結び)、久留米市の文化芸術の発信・創造の拠点として発展していくように、という願いを込めています。(美術館サイトより

「とき」をむすぶ
石橋正二郎名誉市民の想いと前身の石橋美術館の60年の歴史と伝統、さらには、青木繁や坂本繁二郎などのすぐれた先達を育んだ久留米市の芸術的土壌を今後も世代を超えて受け継いでいくということを、意味しています。
「ひと」をむすぶ
美術館に子どもから高齢者まで幅広い年齢層の人々が集い、美術を通して、さまざまな出会いや交流が生まれること、豊かな心や創造性が育まれることを、意味しています。
「美」をむすぶ
久留米にゆかりのある作家を中心として、九州全域へ目を向けた美術作品を収集・展示し、郷土の魅力と誇りを将来にわたって伝えていくことを、意味しています。(美術館サイトより

九州にゆかりの65名の洋画家たち

明治から現代に受けつがれる洋画の流れをたどる展覧会

日本近代洋画の歴史は、九州人が担ってきたと言っても過言ではないほど、九州は多くの洋画家たちを輩出してきました。明治期に限っても、草創期の東京美術学校で教鞭をとった黒田清輝と藤島武二、その後継者として岡田三郎助と和田英作らの名前をあげることができ、その後も青木繁、坂本繁二郎、児島善三郎、海老原喜之助、というように脈々と洋画の人脈は受け継がれていきます。(美術館サイト プレスリリースより:PDF

展示構成は

第1章「美しき九州」第2章「トップランナー」第3章「九州洋画めぐり」第4章「九州人」全4章で構成。
青木繁「月下滞船図」(石橋財団ブリヂストン美術館蔵)、坂本繁二郎「放水路の雲」(久留米市美術館蔵)は、第1章で登場。日本初の官展である第1回文部省美術展覧会の最高賞を受賞した和田三㐀の「南風」(東京国立近代美術館蔵)(*テレビ東京系「美の巨人たち」でも紹介)は、第3章で展示。

インフォメーション

会場名:久留米市美術館
住所:福岡県久留米市野中町1015 (石橋文化センター内)

美術館サイト

ちなみに…
前身の石橋美術館は、1956年に東京都中央区京橋のブリヂストン美術館の姉妹館として、60年にわたり九州に存在していたのですが、そのブリヂストン美術館は、現在長期休館中です。(2019年秋オープン予定)
なお、来年2017年春に、パリのオランジュリー美術館にて「ブリヂストン美術館の名品−石橋財団コレクション展」が開催することが発表されました。詳細は、美術館サイトのニュースリリースよりコチラをどうぞ。

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