【東京23区】「うらめしや~、冥途のみやげ展―全生庵・三遊亭圓朝 幽霊画コレクションを中心に―」が上野の東京藝術大学大学美術館で開催されます。期間は、2015年7月22日(水)から9月13日(日)まで。
*こちらの展覧会は会期終了しております。
圓朝コレクションを中心に、日本美術史における「うらみ」の表現
同展は、東京・谷中の全生庵が所蔵する明治の落語家・三遊亭圓朝(さんゆうてい えんちょう)ゆかりの幽霊画コレクション50点を中心とした展覧会。(CINRA.NETより)
『うらめしや~、冥途のみやげ展』に北斎、暁斎、応挙らの幽霊画50点 http://t.co/w4cuZ9s9Q4 pic.twitter.com/Z7TJhzO3wD
— CINRA.NET (@CINRANET) 2015, 5月 14
そんな、落語家・三遊亭圓朝(さんゆうてい えんちょう)とは? どんな方なのでしょうか?
三遊亭圓朝(1839-1900)
幕末~明治期に活躍した落語家で、円朝とも表記されます。20歳から怪談を自作自演するようになり、代表作に「怪談牡丹燈籠」、「真景累ケ淵」などがあります。
今回、所蔵もとの全生庵サイトによりますと、この幽霊画コレクションは、圓朝亡き後、その名跡を守られてきた藤浦家により寄贈され、伝円山応挙というものから、柴田是真、菊池容斎、松本楓湖、伊藤晴雨、河鍋暁斎など、幕末から明治に活躍した画家の作品が納められたそうです。(出展:全生庵七世住職 平井正修氏)
また毎年、圓朝忌の8月の1ヶ月間は、幽霊画全般が公開されるそうです。
「うらみ」の共演
今回の展示構成は、『圓朝と怪談』、『圓朝コレクション』、『錦絵による「うらみ」の系譜』、『「うらみ」が美に変わるとき』の全4部。「怖さ」や「うらみ」だけでなく、「美」に変わる様相も堪能できる展覧会のようです。
また能楽にも注目して、般若など負の感情表現を見出した美意識も再確認できるとの事。
インフォメーション
会場名:東京芸術大学大学美術館
住所:東京都台東区上野公園12-8
ちなみに…
twitter画像でも、使われております東京国立博物館所蔵の上村松園『焔』≪大正7年(1918)≫は、期間限定展示で、9月1日(火)から9月13日(日)までです。お間違いなく!