【栃木県】栃木県の宇都宮美術館では、「パウル・クレー だれにも ないしょ。」展が開催中です。会期は2015年9月6日(日)まで。
*こちらの展覧会は会期終了しております。
常にミステリアスな気配をまとうクレー
クレーが何を描き、どうスタイルを展開させ、どのような手順で作品を作ったかという紹介にとどまらず、クレーの謎を正面から考えます。キーワードは「秘密」。(CJキューブより)
【栃木】パウル・クレー だれにも ないしょ。 <宇都宮美術館:7月5日~9月6日> 日本初公開31点を含む94点がクレーの故郷ベルンより来日。国内作品と合わせて、約110点を展示します。 http://t.co/o8Xkrme3j5
— CJキューブ 展覧会情報 (@cj3_event) 2015, 7月 7
今回は、スイスの首都ベルン郊外のパウル・クレー・センターおよび遺族コレクションの全面的な協力を得て、作品が展示されるそうです。
パウル・クレー(1879年-1940年)
20世紀のスイスの画家で、美術理論家でもありました。
ワシリー・カンディンスキーらとともに青騎士グループを結成し、バウハウスでも教鞭(きょうべん)をとった。その作風は表現主義、超現実主義などのいずれにも属さない、独特のものである。(Wikipediaより)
パウル・クレーとバウハウス
バウハウスとは、1919年、ドイツ・ヴァイマルに設立された、美術と建築に関する総合的な教育を行った学校のことです。
1919年から1933年、わずか14年間しか存続しなかった学校。バウハウスの生きた時代は、様式建築からシンプルな機能美へと建築の価値観がガラリと変化する、モダニズム運動全盛期です。(bauhaus history「バウハウスの歴史」より)
パウル・クレーは、1921年から1931年まで、バウハウスで教鞭をとったそうです。
前衛芸術家として名声を獲得していたパウル・クレーの肩書きは「マイスター(職人の親方)」であった。(SWI swissinfo.ch「パウル・クレーとバウハウス」より)
「芸術家と職人を隔てる傲慢な壁を取り去ることを目指す」という創設者のもと呼ばれたそうです。そして、他のどの教授よりも入念に授業の準備をしていたそうですが、1933年ナチスの軍の影響から、ドイツを離れ、スイスに帰郷しました。記事では、ナチス政権下では前衛的な抽象画が受け入れられなかったとも伝えております。
インフォメーション
会場名:宇都宮美術館
住所:栃木県宇都宮市長岡町1077
ちなみに…
9月19日(土)からは、兵庫の兵庫県立美術館でも開催されるそうです。会期は11月23日(月・祝)まで。