時代の評価の変遷を経て。東京国立近代美術館70周年記念展「重要文化財の秘密」

東京国立近代美術館70周年記念展「重要文化財の秘密」i 展覧会ニュース

【東京23区】東京・竹橋の東京国立近代美術館では、同館70周年記念展として「重要文化財の秘密」が開催中です。会期は2023年5月14日(日)まで。

*こちらの展覧会は会期が終了しております。

東京国立近代美術館70周年記念展「重要文化財の秘密」

「問題作」が「傑作」になるまで

東京国立近代美術館は1952年12月に開館し、2022年度は開館70周年にあたります。これを記念して、明治以降の絵画・彫刻・工芸のうち、重要文化財に指定された作品のみによる豪華な展覧会を開催します。(美術館サイトより

とはいえ、ただの名品展ではありません。今でこそ「傑作」の呼び声高い作品も、発表された当初は、それまでにない新しい表現を打ち立てた「問題作」でもありました。そうした作品が、どのような評価の変遷を経て、重要文化財に指定されるに至ったのかという美術史の秘密にも迫ります。(美術館サイトより

明治以降の絵画・彫刻・工芸に限れば、重要文化財に指定されているものは68件。同展でその68件のうち51件を展示替えを挟みながら展示されます。作品リストは、PDFファイルですが、美術館サイトよりコチラをどうぞ。
(重要文化財は保護の観点から貸出や公開が限られるため会期中展示替え有り。)

同館所蔵の重要文化財全17件を公開

10年前の開館60周年記念展「美術にぶるっ!」展では当館の所蔵品・寄託作品計13点の重要文化財をまとめて展示しましたが、(美術館サイトより

「美術にぶるっ!」展は、個人的には藤田嗣治の「戦争画」が見たく訪れた記憶があります。同館所蔵の重要文化財17件には、横山大観《生々流転》、土田麦僊《湯女》、岸田劉生《道路と土手と塀》、萬鉄五郎《裸体美人》などがありますが、今回はその後に指定された作品や国立工芸館の鈴木長吉《十二の鷹》、そして2022年11月に新たに指定された鏑木清方《築地明石町》《新富町》《浜町河岸》3部作が公開されるそうです。(会期中展示替え有り。鏑木清方3部作の展示期間は3月17日~4月16日。)

インフォメーション

会場名:東京国立近代美術館
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1

ちなみに…
音声ナビゲーターはフリーアナウンサーの新井恵理那さん、声優の小野大輔さん だそうです。

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