【愛知県】市の財政破綻をきっかけに、所蔵品売却の危機もあったデトロイト美術館から、ゴッホやモネ、ピカソ、ルノワール、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ドガなど、ヨーロッパ近代絵画の巨匠たちの絵画52作品がやってきます。―現在「デトロイト美術館展 ~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」が、豊田市美術館にて開催中です。会期は、2016年6月26日(日)まで。*こちらは巡回展でこの会期後、大阪展、東京展と順次開催。
*こちらの展覧会は会期が終了しております。
アメリカでゴッホやマティスを初めて購入した公共美術館
このデトロイト美術館は、2013年、デトロイト市の財政破綻を機に、市の財源確保を目的として所蔵品売却の可能性が取りざたされました。しかし、国内外からの協力、そしてデトロイト市民の声により、作品は1点も失われることなく市民の憩い・学びの場として存続しています。 (公式サイトより)
サイト「産経ニュース」上では、「デトロイト美術館展 市民が守った名画、日本公開」と題して、さらなる詳細が記載されていました。
デトロイト美術館展、明日5月10日以降の平日は作品撮影が可能です。例えばこんな写真も。アップにするといろんなものが見えてきます。でも作品に近づきすぎないよう、スマホでの撮影時の音が迷惑にならないよう、マナーを守ってお願いしますね。 pic.twitter.com/CvSLf4US4T
— TMMoA館長(豊田市美術館) (@masa7878) 2016年5月9日
全作品写真撮影がOKですが、注意事項もあるそうです。詳細は公式サイトよりコチラをご覧下さいませ。
展示構成は
第1章「印象派」(モネの《グラジオラス》、ルノワールの《座る浴女》など)、第2章「ポスト印象派」(ゴッホの《自画像》、セザンヌの《サント=ヴィクトワール山》など)、第3章「20世紀のドイツ画家」、第4章「20世紀のフランス絵画」(マティスの《窓》など)の全4章で構成。第3章にあるように、よく聞く印象派の作家だけでなく、抽象絵画の父とも言われるカンディスキーやキルヒナーなどドイツ画家の作品も展示。
インフォメーション
会場名:豊田市美術館
住所:愛知県豊田市小坂本町8-5-1
ちなみに…
次の大阪展、東京展のスケジュールは以下の通りです。
2016年7月9日(土)~9月25日(日)大阪市立美術館
2016年10月7日(金)~2017年1月21日(土)上野の森美術館
東京展では、「触れる絵画」として、最新鋭のインクジェット技術が駆使されたポスター型の複製画が登場するそうです。詳細はコチラです。
デト展の魅力をお伝えする記者発表会を本日実施しました。ナビゲーターを務めて頂く女優 鈴木京香さん、新作小説の執筆が決定した作家 原田マハさん、監修の千足伸行先生が登壇!全国3会場巡回展、来月いよいよ豊田市美術館にて開幕! pic.twitter.com/c7n5MokNhr
— デトロイト美術館展 (@DIA_JPN) 2016年3月29日