【石川県】戦後の日本の現代書家を代表する井上有一(1916〜1985年)の展覧会『生誕百年記念 井上有一』が金沢21世紀美術館で開催中です。会期は、2016年3月21日(月・祝)まで。抽象絵画を思わせる自由で型破りな作風で知られた作家です。
*こちらの展覧会は会期が終了しております。
近年、世界的評価の高まる現代書家
ジャクソン・ポロックのアクションペインティングにたとえられたこともある井上有一の書。彼の代表作とも言える《貧》《鳥》《心》などの一字書をはじめ、宮沢賢治『なめとこ山の熊』全文を写した14メートルの木炭書などの大作も展示。(casabrutus.comより)
過去最大規模で、60年代の作品まで200点余りが登場。
プレスリリースは、美術館サイトよりコチラをどうぞ。(pdfデータ)。
去年の海外のオークション市場でも、具体作家同様に再注目され、落札も好評だったようです。「サザビーズが注目するアジアの現代アート。」(casabrutus.comより)
生誕百年記念 井上有一 https://t.co/YQdWSVFXen pic.twitter.com/9ivvF6QQfi
— Casa BRUTUS (@CasaBRUTUS) 2016年2月26日
王道な観光をしていたが、井上有一の書が展示会だったのはちょうど良くラッキーだった。 pic.twitter.com/s8sCENcVRS
— くろ かわ (@96show) 2016年2月12日
【ワークショップ】「大きな筆・大きな文字 井上有一に挑戦!」予約受付中!2月28日(日) 13:00〜15:30@当館プロジェクト工房/小学生対象/先着20名(要予約:電話076-220-2801[学芸課])https://t.co/msWeNyoDhV
— 金沢21世紀美術館 (@Kanazawa_21) 2016年2月10日
関連イベントももう終了しているものもありますが、かなり企画されております。詳細はコチラをどうぞ。
井上有一(いのうえ・ゆういち)
大正5年(1916)-昭和60年(1985)
東京生まれ。
日常使っている文字を書くことで、誰でも芸術家になれる。(UNAC TOKYOより)
書は世界に類を見ない芸術であるー(UNAC TOKYOより)
1935年、東京市本所区横川尋常小学校で教員として教えていた時期もあるそうです。当時、いかりや長介や加山雄三が習っていたそうです。
回顧展形式で紹介
井上有一の制作姿勢には鬼気迫るものがある。「断崖から飛び込む感覚で書く」という有一は、今まさにある命を燃焼し尽くすかのように、一文字一文字を全存在をかけて書く。まるで、一瞬一瞬の生きる証を刻もうとするかのようだ。その凄まじさは、いったいどこからくるのだろうか。(Mikiki 著者:玉重 佐知子氏より)
会場では、同氏の制作風景を収めた記録映像も上映。
インフォメーション
会場名:金沢21世紀美術館
住所:石川県金沢市 広坂1丁目2-1