20世紀幕開けのパリへ。「もうひとつの輝き 最後の印象派 1900-20’s Paris」

「もうひとつの輝き 最後の印象派 1900-20’s Paris」i 展覧会ニュース

【東京23区】「もうひとつの輝き 最後の印象派 1900-20’s Paris」が新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催されております。会期は、2015年9月5日(土)から11月8日(日)まで。

*こちらのイベントは終了しております。

「もうひとつの輝き 最後の印象派 1900-20’s Paris」

自然や事物に潜む詩情を表現

同展は、印象主義や新印象主義のスタイルを引き継ぎ、20世紀初頭のパリで活躍した芸術家の作品を紹介する展覧会。フォーヴィスムやキュビスムといった前衛的な芸術運動に参加しなかった彼らは、自然や事物に潜む詩情を表現する作品を発表した。(CINRA.NETより

1900年にパリで結成されたグループは「画家彫刻家新協会」。作家は、ウジェーヌ・カリエール、エドモン・アマン=ジャン、アンリ・ル・シダネルらが参加しました。

さて、そんな画家彫刻家新協会とは? どんな団体だったのでしょうか?

画家彫刻家新協会(ソシエテ・ヌーヴェル)

若い芸術家たちの作品を発表する目的で結成されたグループ。おもにサロン出身の芸術家たちで構成され、1900年から1922年まで、パリのジョルジュ・プティ画廊で毎春展覧会を開催しました。(美術館サイトより

会員の多くが万国博覧会で賞を獲得し、商業的にも成功した画家彫刻家新協会は、20世紀初頭におけるフランス美術界の一端を担いました。

今回の展覧会では、ウジェーヌ・カリエールの「カリエール夫人」、アンリ・マルタンの「緑の椅子の肖像、マルタン夫人」、アンリ・ル・シダネルの「日曜日」など、約20名の作家による作品約80点が展示されるそうです。

シダネルは、同美術館を含め2011・12年と巡回展が開催され、近年欧米を中心に再評価されてますが(参照元:「アンリ・ル・シダネル展」在日フランス大使館サイト)、「親密派」(アンティミスム:室内、静物、日常風俗など親しみ深い題材を描く絵画傾向。)の考えで作品を描きつづけた同作家。同様に他の作家作品も、正直日本ではあまり知られていない作家もいますが、親しみやすい柔らかな作品が多そうですね。

インフォメーション

会場名:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル内

美術館サイト

ちなみに…
この後、岐阜、広島と巡回する予定だそうです。*他の地域の予定も。
【岐阜展】
会期:2015年11月14日(土)~2016年1月17日(日)
会場:岐阜県美術館
住所:岐阜県岐阜市宇佐4‐1‐22

【広島展】
会期:2016年1月30日(土)~3月27日(日)
会場:ひろしま美術館
住所:広島県広島市中区基町3-2

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