【神奈川県】東京・六本木の森美術館で「五百羅漢図展」も開催中の村上隆。さて、明日からは『村上隆のスーパーフラット・コレクション ―蕭白(しょうはく)、魯山人(ろさんじん)からキーファーまで―』が開催されます。会期は、2016年4月3日(日)まで。今回、同氏の作品展示は全くなく、あくまでコレクションの一部約400点を紹介するユニークな催しだそうです。
*こちらの展覧会は会期が終了しております。
約5000点を超えるコレクションから
おもに登場する作家は、奈良美智、ホルスト・ヤンセン、北大路魯山人、曾我蕭白など。現代美術を中心に、アジアの骨董、ヨーロッパのアンティーク、現代陶芸や民俗資料、さらには街中のマーケットで売られているようなグラスまで。
【村上隆コレクション展】美術館正面口の看板が「村上隆のスーパーフラット・コレクション ―蕭白、魯山人からキーファーまで―」展に変わりました!1/30(土)開幕です。どうぞお楽しみに! #yokobi pic.twitter.com/vDE0jjjfLH
— 横浜美術館 (@yokobi_tweet) 2016, 1月 22
普通は平面の絵の展覧会だと多くても100点程度のところ、今回は圧倒的な物量のため、展示室を拡大したそう。例えば「彫刻の庭」では、美術館エントランスの大空間とともに普段は作品を置かない展示室の入り口部分も使っている。(OZmallより)
作品やオブジェが約400点!横浜美術館で「村上隆のスーパーフラット・コレクション https://t.co/k2kV7QmJoD
— ぼうし好き (@boushi22love) 2016, 1月 29
ここには、巨大な彫刻やインスタレーションが並び、中には全長約10m、高さ6mという巨大な作品も。写真は幅5mというアンゼルム・キーファーのインスタレーション作品「メルカバ」。(OZmallより)
アンゼルム・キーファー(Anselm Kiefer、1945年-)は、ドイツの画家・彫刻家であり、1999年には高松宮殿下記念世界文化賞の絵画部門受賞。現代のヨーロッパを代表する作家の一人とも。
【村上隆コレクション展】展示模型が館内に運び込まれました。スケールは1/50です。村上さんとキュレ―ションチームは、長い時間をかけてこの模型で展示案を熟考してきました。 #yokobi pic.twitter.com/rI1yp0u1xB
— 横浜美術館 (@yokobi_tweet) 2016, 1月 15
展示構成は…
「彫刻の庭」、「日本・用・美」、「村上隆の脳内世界」、「スタディルーム&ファクトリー」、「1950-2010」の5つのコーナーに分かれているそうです。
「スーパーフラット」とは…
この数年来、現代美術家の村上隆が積極的に提言している、平板で余白が多く、奥行きに欠け遠近法的な知覚を拒むなど、伝統的な日本画とアニメーションのセル画とに共通して見られる造形上の特徴を抽出した概念。(artscape現代美術用語辞典 1.0[執筆者:暮沢剛巳氏]より)
「スーパーフラット」の意味合いが探求できる展覧会のようです。
インフォメーション
会場名:横浜美術館
住所:神奈川県横浜市 西区みなとみらい3丁目4ー1
ちなみに…
週末1月31日のNHK Eテレ『日曜美術館』では、村上隆の特集として「世界で闘う日本美とは 村上隆×井浦新」が放送されるとの事。
『日曜美術館』村上隆特集、井浦新が『五百羅漢図』制作秘話を聞く https://t.co/GhtQuYJFHJ pic.twitter.com/BFOcIjd6Pi
— CINRA.NET (@CINRANET) 2016, 1月 25