【東京23区】丸の内の三菱一号館美術館では、「パリ・グラフィック―ロートレックとアートになった版画・ポスター展」が開催されます。会期は、2017年10月18日(水)~来年2018年1月8日(月・祝)まで。
*こちらの展覧会は会期が終了しております。
グラフィック・アートの原点
19世紀末のパリ、様々な芸術運動が勃興するなか、版画は新たな芸術表現を切り拓く重要なメディアとなりました。
それまで単に複製や情報伝達のための手段でしかなかった版画は、トゥールーズ=ロートレックや世紀末の前衛芸術家たちにより、絵画と同じく芸術の域まで高められ、それらを収集する愛好家も出現しました。一方、大衆文化とともに発展したポスター芸術をはじめ、かつてないほど多くの複製イメージが都市に溢れ、美術は人々の暮らしにまで浸透しました。 (美術館サイトより)
世紀末パリにおいて、「グラフィック・アート」はまさに生活と芸術の結節点であり、だからこそ前衛芸術家たちの最も実験的な精神が発揮された、時代を映すメディアであったと言えるでしょう。(美術館サイトより)
【パリ♥グラフィック展】
三菱一号館美術館が10月18日(水)から開催する「パリ♥グラフィック ― ロートレックとアートになった版画・ポスター展」の開幕まで、あと20日です。現在開幕に向けて準備中ですので、どうぞお楽しみに!https://t.co/wtK4eFPmFg pic.twitter.com/52ClsRgtJX— 三菱一号館美術館 (@ichigokan_PR) 2017年9月28日
同展は、三菱一号館美術館所蔵や、アムステルダム、ファン・ゴッホ美術館のコレクションから、リトグラフ・ポスターなどを中心に、油彩・挿絵本等を加えた約140点を展示。
現在同館では、ロートレックのグラフィック・コレクションを250点余り所蔵しているそうです。その所蔵の中で≪ムーラン・ルージュのイギリス人≫に関しては、通常のエディションと、わずかなに刷られた作品の比較展示などもあります。詳細は美術館サイトより
18日には、ファン・ゴッホ美術館の学芸員の方の記念講演会が開催。その他のイベントスケジュールは、美術館サイトよりコチラをどうぞ。
「パリ・グラフィック―ロートレックとアートになった版画・ポスター展」の開催を記念して、10/18(水)14:00~三菱一号館美術館でファン・ゴッホ美術館 版画・素描部門学芸員のフルール・カルヴァジョ氏の講演会が開催。https://t.co/0QDimJXJYm
— NL in Japan (@NLinJapan) 2017年10月10日
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
1864-1901
南フランスのアルビで生まれる。
ミュシャと並ぶ20世紀初頭ポスター美術の先駆者。
パリ・モンマルトルで娼婦や夜の盛り場に集まる人々を生き生きと描き、1891年「ムーラン・ルージュのラ・グリュー」が認められたことからポスター画家としての地位を確立。(ギャラリーボヤージュサイトより)
子どもの頃から身体が不自由だったロートレック。わずか36歳の短い生涯でした。
展示構成は
はじめに.「高尚から低俗まで」、2.「庶民向けの版画」、3.「知的階層向けの版画」に分かれて紹介。ロートレックだけでなく、ボナール、モーリス・ドニ、ヴュイヤールなど印象派やナビ派の版画も展示。出品作品リストは、美術館サイトよりコチラをどうぞ。(pdfデータ)。
インフォメーション
会場名:三菱一号館美術館
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
ちなみに…
三菱一号館美術館では、同展よりこれまで休館日だった月曜日を数日開館して、展示室内で声の大きさを気にせず、作品鑑賞ができる「トークフリーデー」を実施するそうです。詳細は美術館サイトよりコチラを。
三菱一号館美術館は、10月より当面の間試験的に、声の大きさを気にせず鑑賞できる「トークフリーデー」を実施し、夜間開館時間を21時までに変更することになりました!「パリ♥グラフィック展」で是非ご利用くださいませ。詳しくはこちらhttps://t.co/TA6sRMIzoP pic.twitter.com/pXhfVTrfoa
— 三菱一号館美術館 (@ichigokan_PR) 2017年8月22日