【茨城県】布を使った景観そのものを対象とする大規模なプロジェクトで有名なアーティスト、クリスト(1935-)とジャンヌ=クロード(1935-2009)ご夫婦の企画展「クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1984-91」が水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催されました。会期は、2016年10月1日(土)~12月4日(日)まで。
*こちらの展覧会は会期が終了しております。
日米で行われたジョイント・プロジェクト
1991年秋に米カリフォルニア州南部と茨城県北部で実施した「アンブレラ」のドキュメンテーション展を開催します。この“一時的なアート作品”では、カリフォルニアの丘陵地帯に1,760本の黄色の傘を、茨城県の水田地帯に1,340本の青色の傘を同時に配置させました。一本の傘の大きさは高さ6メートル、直径約8.7メートルという巨大なもの。18日間の会期中に日本で50万人、アメリカで200万人が鑑賞しました。(美術館サイトより)
当時、3,000本以上の傘が用意されたそうです。
同展は、クリストによるドローイングやコラージュ作品、写真、傘本体ほかの実際に使用された資材、スケールモデルなどを展示し、1991年のプロジェクト「アンブレラ」を振り返るそうです。
【次回展覧会のお知らせ】
「クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1984-91」
会期:10/1(土)~ 12/4(日)ドローイングや写真、傘の資材などを展示し、91年の「アンブレラ」を振り返ります。https://t.co/ArSU61gQ6U pic.twitter.com/SfOZSTfZlS
— 水戸芸術館(公式) (@art_tower_mito) 2016年9月24日
水戸芸術館から次回企画展「クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1984-91」のご案内をいただきました。 pic.twitter.com/qlsPdRTq8y
— 修理戦隊ナオスンジャー (@naosunger) 2016年9月10日
クリスト&ジャンヌ=クロード
ブルガリア生まれのクリスト(1935年- )
妻のフランス人美術家、ジャンヌ=クロード(1935年-2009年)とともに「クリスト&ジャンヌ=クロード」の名で活動している。
20世紀の美術は芸術概念の拡張からさまざまな流派や傾向を生み、「アースワーク」「ハプニング」のような、従来の「美術」の枠組みからはずれたものも多い。ランド・アートの作家とされることもあるが、クリスト自身は自らの作品をランド・アートとみなしていない。(wikipediaより)
1995年には、高松宮殿下記念世界文化賞の彫刻部門で受賞。
インフォメーション
会場名:水戸芸術館 現代美術ギャラリー
住所:茨城県水戸市五軒町1-6-8
本日、クリスト氏を招いた講演会も開催されたそうです。
ちなみに…
以前お伝えしましたが、現在茨城県北6市町で行われている「茨城県北芸術祭」も開催中。(11月20日まで)
「科学とアートの融合にも向けて。日立市など6市町で今秋開催。「茨城県北芸術祭」」
参加地の常陸太田市は、当時「アンブレラ・プロジェクト」の場所でもあったそうです。水戸芸術館 現代美術ギャラリーでは、当時の「アンブレラ・プロジェクト」が実施されるにあたり、展覧会も開催されたそうです。「クリスト展 ヴァレーカーテンの全貌とアンブレラ・プロジェクトのためのドローイング」(美術館サイトより)